昭和17年4月、都城飛行場に民間航空機要員の養成を目的として、逓信省都城航空機乗員養成所が設立された。大空にあこがれた若者たちが、この地で厳しい訓練を受けた。

昭和19年4月、戦況が厳しくなって太刀洗陸軍飛行学校都城教育隊に編入され、同年9月からは、陸軍航空隊が全面接収することになり、養成所は閉鎖された。

あとは、陸軍の使用するところとなった。

卒業後は、ほとんどが直ちに軍籍に入り、第一線の飛行隊に配属され、一部の隊員が特攻隊の一員として、沖縄の空に散っていった。