開拓記念碑  碑文 永山 作(原文のまま)
 この地は 都城元西飛行場のあったところである 終戦によって農用地化され 昭和二十一年九月より吾々開拓者が入植し この地を都原と定め稱し新しい村造りを始めた 今の都原町は吾々が草分けである そして吾々のふるさとである 入植して以来荒野に心血を注ぎ食糧の増産に全力を打ち込んだものである 歳月ははや流れて二十有余年この間幾多の災害に汗の結昌は打砕かれるなど並々ならぬ労苦を重ねたものである然してこの地を去りし人 思い半ばにして斃れた人等々 今想へば全く感無量である よくも協力一致住みよい都原建設に当ったものである その甲斐あって今や都原は益々発展途上にある ときに開拓組合を解散するに当り 昔しを偲びここに開拓記念碑を建立す
昭和四十九年十二月吉日