安永年間(1772~1780)のものと思われる。猿沢家の裏山に隠してあったものを平成の初め頃に、現在地に移したものである。毎年、11月末に田の神祭り(おなご祈念)が催され、きれいにお化粧直しが行われる。田の神さあには、男根をかたどったものが多く、田の神像の背後から見ると、このことがよく分かる。古くからの性器崇拝の名残であり、増産の神である。