特別攻撃隊(略称 特攻隊)とは、ほぼ生還の見込みがない決死の攻撃もしくは戦死を前提とする必死の攻撃を行う部隊戦術のことである。

太平洋戦争の末期には爆弾・爆薬等を搭載した軍用機・高速艇・潜水艇等の各種兵器もしくは専用の特攻兵器を使用して体当たり、自爆する戦死を前提とするものが中心となった。

特別攻撃隊とは、「神風特別攻撃隊」に由来する。

日本軍が各地で敗北し始めた頃、軍の中枢(大本営)は、逆転を図るためフィリピン方面に大規模な作戦を展開し、この時、一機で一艦をほうむる必殺の攻撃が考案された。

零戦に爆弾を搭載し、敵艦に体当たりするというもので、「神風(しんぷう)特別攻撃隊」と命名された。

神風は、後にカミカゼと呼ばれるようになった。