石碑に『毘沙門天王』と銘があり、側面に『明治21年8月13日蓑原相中』と刻まれている。毘沙門天は四天王の一人、多聞天の別名。七福神の一神としてお奉りされていることも良く知られ、財宝や福徳を与える神様・勝ち戦を祈願する神様として信仰を集めた。相中(あいなか)とは、共助・共働などの意味があり、120年以上前の先輩方の故郷を想う気持ちが伝わってくるようである。