「桜田門外の変」とは、江戸城桜田門外で安政7年(1860)3月3日雪の朝、「安政の大獄」に反感を持った水戸・薩摩浪士18人が江戸幕府大老の井伊直弼(なおすけ)の行列を襲った事件。ただ一人薩摩浪士として参加した有村次左衛門(23歳)は、井伊直弼の首を挙げたが自らも切られ自害した。彼は幼少時、父母と共にここに寄寓した。寄寓:よその家に一時泊まって世話になること