この遺跡からは、縄文時代晩期後半(弥生時代早期)、弥生時代、古墳時代、平安時代、中世の各時代の水田遺構及び水田に関連する遺構が見つかり、同じ遺跡の中において水田の移り変わりを見ることができるだけでなく、当地域における水田稲作の普及と展開を知る上で貴重なデータが得られた。
このように、横市川流域は南九州の米づくりの歴史を考える上で大変重要な地域である。