この遺跡からは、縄文・弥生・古墳・平安・中世・近世の遺構等が見つかった。この内、特徴的なのは、鎌倉時代後期の大規模な在地領主館跡で、掘立柱建物跡や溝の跡などが見つかった。区画された空間は、東西・南北ともに約140m、面積は約6000坪であり、南九州では最大級の規模を誇る。当時の都城の領主の生活を知ることのできる貴重な遺跡である。