「オリンピック作戦」とは、太平洋戦争中に米軍が計画していた日本本土上陸作戦のうち、1945(昭和20)年11月1日に予定されていた九州上陸作戦の呼び名。上陸場所は、宮崎海岸(宮崎県)、志布志湾(鹿児島県)、吹上浜(鹿児島県)の3個所。
 同作戦の目的は、①日本本土最南部の孤立化 ②所在兵力の撃滅 ③本州進攻のために必要な空海基地設定の3点。
 宮崎海岸に上陸した米軍は、一ツ瀬川の南側の橋頭堡(きょうとうほ、前進拠点)や宮崎基地(通称 赤江飛行場)を制圧し、佐土原、本庄、高岡、青井岳に進攻。その後県内を南進し、志布志湾から攻め込んだ別の部隊と合流する予定であった。
 もし実行されていたら、沖縄と同じような被害を受けたことでしょう。